「あってはならないこと」=内部情報ではないと強調―NHK幹部、険しい表情で説明
企業のセキュリティ管理は、外部からのアタックよりも、内部の不正行為によって破られることがある。
エリートと呼ばれる人たちでも、所詮は人間だから、自分の欲を満たすためにルールを破ることがある。
人間が自分勝手な行為を慎むには、どのような教育が必要とされているのだろうか?
部下がアホなことをしでかすと、上司も社員教育で大変ですね。><
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大相撲の野球賭博事件をめぐり、報道局スポーツ部の記者が日本相撲協会関係者に家宅捜索情報をメールで漏らしていたことが発覚したNHK。「あってはならないこと」。冷水仁彦報道局長は8日午後、集まった約30人の報道陣に事実関係を説明した場で、視線を上げず険しい表情で語った。
「事件取材の情報は厳格に運用していた」「(問題の)記者は捜査情報にアクセスすることになっていない」。苦い表情で繰り返し、この記者が局内の事件取材担当記者に連絡を取ったことも「内部調査の限りではない」として、内部情報を漏らしたのではないことを強調した。
一方、懲戒処分が行われていないことなどを理由に、記者の氏名は明かさないまま。問題発覚の経緯を「情報源にかかわる」としたり、警視庁など捜査機関から照会があったかも明確にしないなど、歯切れの悪い回答を重ねる場面もあった。
NHKでは2008年、記者らが放送前のニュースを基に株のインサイダー取引をしていたことが発覚。「(記者教育など)根本的に欠ける部分があるのでは」との質問に、冷水局長は「事案が異なると思う」と反論。各地で毎月コンプライアンス(法令順守)勉強会を開催していたとしたが、「足りない部分があったということで大変残念」と表情を曇らせた。(2010/10/08-19:47)