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悲劇のヒロインの構造

マンガや小説で、死亡フラグを立てて、話を盛り上げる手法がありますね。
病気や事故でなくなるとか。
死の悲壮感を美化して、お安いお涙頂戴ものを作ると。

死亡フラグとは - はてなキーワード

“死ぬ”ことへの伏線。ここでいう「フラグ」とはコンピュータゲームの用語で、「何かが起こるための見えない条件」といった意。
物語などで以下のようなことがあると、その人物はその後死ぬパターンが多い。いわゆる「お約束」の一種。
英訳すると「MFD(Marked For Death)」らしい。

・戦争で「無事に帰ってくる」「生きて帰れたら結婚してくれ」などと約束をしたり、「もし帰れたら、小さな店を開きたいんだ」「この戦争が終わったら結婚するんだ」などとささやかな夢を語る。



『女の子を殺さないために』 川田宇一郎著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

『女の子を殺さないために』 川田宇一郎著

評・尾崎真理子(本社編集委員)

 この評論が指摘する通り、日本の恋愛小説は大量の「女の子」を作中で殺してきた。それも男女の一線を越えた途端、健康で美しいヒロインを脈絡もなく。

 その理由を明らかにするべく、用意された作品の系譜は1960年代の柴田翔→70年代の庄司薫→80年代の村上春樹。もう一本はヘッセ→サリンジャー→庄司→村上。周辺には川端康成から氷室冴子まで等価に配され、「女の子殺し」にまつわる類似点や関連が、じつに細やかに考察されていく。「幼なじみ」「逃走」などの共通項から読み解けば、たしかに女の子が死なねばならない運命も見えてくる。そして彼女らはなぜか「落下」する存在でもあり続けた。

 例外的に『赤頭巾ちゃん気をつけて』の薫くんは、シリーズ最終作で女の子と手をつないで神社の階段を降りていく。そして『1Q84』のヒロイン青豆は「BOOK3」で恋人を先導し、高速道路への階段を昇る。二つの場面をつなぐのは、まさに表題の思いだと73年生まれの著者はいう。

 これは未知の角度から見た日本文学進化論であり、待望の本格「庄司薫論」である。(講談社、1900円)

(2012年3月26日 読売新聞)



悲劇のヒロインの系譜を考察した1冊と。

女の子を殺さないために 解読「濃縮還元100パーセントの恋愛小説」
川田 宇一郎
講談社
2012-03-01
1995円
★★★★☆

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