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警察不信に…ストーカー殺人「誰が命を守ってくれるのか」

警察の不祥事はヤバイですね。
警察官と言えども、所詮は人間ですから、真面目な警察官もいれば、怠惰な警察官もいます。
一部の怠惰な警察官の不祥事のおかげで、警察全体の信用が失墜するのは残念ですが、初心に返って、頑張っていただきたいと思います。
頑張れ!警察官=公務員!

警察不信に…ストーカー殺人「誰が命を守ってくれるのか」

産経新聞 2012/04/02 11:00

 【警察不信】(上)長崎ストーカー殺人

 対応の不備では済まされないストーカー殺人事件と、職員旅行の“隠蔽(いんぺい)”疑惑。警察の対応はなぜ、こんなにいいかげんなものになってしまったのか。背景を追う。

                   ◇

 「この10年で何も変わらなかった」。父親は、はっきりとした声で冷たく言い放った。無力感とは違う。怒りが伝わってきた。

 平成11年、埼玉県のJR桶川(おけがわ)駅前で大学生だった長女、詩織(しおり)さん=当時(21)=を元交際相手に刺殺された猪野(いの)憲一さん(61)。何度も警察に相談した。それでも何もしてくれなかった。現実を目の当たりにして初めて警察は事態の重さに気づいた。桶川ストーカー殺人事件。翌年、ストーカー規制法が施行されたが被害は絶えない。過ちも繰り返される。それに加えて…。

 ◆両親ですら逮捕懇願

 「息子を早く逮捕してください!」。昨年12月9日、千葉県習志野市のマンション。年配の夫婦が切羽詰まった様子で警察官にそう告げていた。このマンションに住む女性(23)にストーカー行為を繰り返していた男の両親だった。

 男は前日に三重県の実家を飛び出したため、両親が慌てて駆けつけたのだ。

 習志野署員が両親を同行しようとしたその時、走り去る男の姿が見えた。母親の携帯を通じて署に出頭するよう促すと、姿を現した。

 「まだ付き合っている」「マンションには俺の荷物もある」。男の抗弁は不自然だった。だが被害女性の聴取が済んでいなかったことから逮捕は見送られた。

 この3日前、女性は長崎県から出向いてきた父親とともに署を訪れていた。被害内容の報告書を持参したが、刑事課は人手が足りないことを理由に、被害届の提出を「1週間待ってほしい」と要請した。後に明らかになるが、女性から相談を受けていた生活安全課や捜査を引き継いだ刑事課を含む12人の署員が北海道に親睦旅行に出かけていた。

 刑事課は男に3度目の警告を出し、両親を諭して実家に連れ戻させた。

 「成人であっても子供の面倒は家族がみること」

 男は結局、長崎県西海(さいかい)市の女性の実家に行き、女性の母親と祖母を殺した。習志野署は、男が過去に別の2人の女性にストーカー行為を繰り返し、逮捕歴があったことを把握していた。両親ですら危険を感じる人物…。それでも「切迫感」を感じとれなかった。

 事件に関わった千葉、長崎、三重の3県警は3月5日、捜査の不備を認める検証結果を公表。「危機意識の不足」「組織的対応や連携の不備」…。あとの祭りだった。

 ◆「桶川」の教訓どこへ

 猪野さんは言う。「確かに法律ができて救われた人もいる。ただ、ストーカーというものは時として命を奪うものだということが忘れ去られている」

 警察庁によると、平成23年に全国で認知されたストーカー事案は1万4618件。摘発に至った991件のうち、殺人未遂が7件、強姦(ごうかん)が6件、暴行・傷害が182件と凶悪化するケースは少なくない。

 だが、習志野署はその一歩先を想像できなかった。

 「何度も告訴状の受け取りを断られた日々を思い出した」。猪野さんの妻、京子さん(61)も苦しかった過去を振り返り、警察への怒りをあらわにした。「青い顔をして必死に訴えているのに…。誰も楽しくて警察に行くわけではない。プロとして、普通の苦情との違いを見極められないのはおかしい」

 千葉県警の対応には身内も手厳しい。警視庁幹部は「危険を予知するセンスが欠けている。常識的に考えて極めて危険なケース」と指摘する。中には被害妄想や痴話げんかもあるだろう。だが、殺人事件に発展してしまってからでは遅い。「短い時間で判断をしながら必要なものを捜査する。『業務に追われて』というのは言い訳でしかない」

 3県警の検証結果の公表から2日後の3月7日、警察庁で全国警察のストーカー事件担当者を集めた緊急会議が開かれた。片桐裕(ゆたか)長官(60)も急遽(きゅうきょ)出席し「わらにもすがる気持ちで警察署を訪れる人々の立場で考えてほしい」と訴えた。

 今回の長崎事件の被害女性の父、山下誠さん(58)は事件後、代理人を通じて文書を公表した。

 「この国で、誰が、危険人物から命を守ってくれるのか、今も分からずにいます。警察が守ってくれないのなら、家族がストーカー加害者を身柄拘束できるように法律を変えてください」

 【用語解説】長崎県ストーカー殺人事件

 平成23年12月16日、長崎県西海市の山下誠さん(58)方で妻の美都子さん(56)と母の久江さん(77)が刺殺され、千葉県習志野市に住む山下さんの三女(23)の元交際相手、筒井郷太容疑者(27)が殺人などの容疑で逮捕された。山下さんは三女に対するストーカー行為について、10月末から千葉、長崎、三重の3県警に相談を繰り返していた。3県警は捜査を検証し、対応の不備を認め謝罪。被害届の受理を先延ばししている間に習志野署員が親睦旅行に出かけていたことも発覚した。

 【用語解説】ストーカー規制法

 桶川ストーカー殺人事件を契機に、平成12年11月、施行された。特定の者に対する恋愛感情や好意の感情に加え、感情が満たされなかったことに対する恨みから、つきまといや待ち伏せ、無言電話、面会要求などを繰り返す行為を規制している。被害者が相手を告訴し、処罰を求めることができるほか、警察がストーカー行為をやめるように警告できる。警告を無視すると、公安委員会が禁止命令を出す。


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